先の戦争が終わったためか、それとも冒険者が表舞台にたったか、定かではないが昔の
種族間の差別や偏見は減りつつある。そのため目の敵にされていたヒュームがサンドリア
王国を闊歩するのもよく見られるようになった。
国に所属しているが、それでいて縛られることもなく世界をまたにかける冒険者が歴史
の表舞台に立つのは必然であると言えばその通りである。
まさに新時代の到来である。
ミスラであるクエンティンもまた、サンドリアに貢献する冒険者である・・・様に見え
る。
彼女にも他の冒険者と同様にフレンドを持ちLSにも所属しているし、フレンドの手伝い
に出かけることもあれば彼女もフレンドにヘルプを頼むこともある。
しかし、実はサンドリアに忠誠を誓う国王のスイーパーなのであった。
本当の身分を隠すに、ミスラであり冒険者である彼女がまさにはまり役というわけであ
る。
そのクエンティンが朝早くに召集がかかった。
朝早いのは神殿騎士団や王国騎士団の様な、騎士道を語る表舞台のサンドリア騎士連中
が集まりだす前に勅命をくだしておきたいためである。
朝に下される勅命は決して冒険者クエンティンにではない。
サンドリア国王おかかえのスイーパークエンティンに下されるのである。
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